赤枝グループ教育研修センターBlog
~ 須田センター長へのインタビュー編 ~
【質問1】教育研修センターを立ち上げた目的は?
赤枝グループには現在、医療施設が3施設・老健が2施設・特養が8施設・サ高住が2施設・ケアハウスが1施設、それ以外に訪問介護ステーションや居宅介護支援事業所それに様々な介護サービスを提供し、グループ内で働く人は1500名を超えるようになっています。しかし従業員数が増えても各施設がそれぞれ独自のサービスを提供するのでは、グループとしての統一性がなく、施設の存在意義が独り歩きしていってしまい、想像できないような形に育ってしまうという危機感も抱いていました。
そこで、どの施設も赤枝グループの一員として『親切・誠実』という理念を基にした共通の知識とスキルを身に付けてもらい、みながそれを意識して日々の業務に当たって欲しいと考えたのがこの研修センターを立ち上げた理由でした。その基礎があることによって誰がどの施設で働いても、同じ赤枝グループの施設であれば何の抵抗もなくすぐに職場に溶け込め、患者様・利用者様へ安心感を提供してあげることにつながると考えています。
写真:講義をしている須田センター長
【質問2】研修センターではどのような事を学べるのでしょうか?
授業は、基本的に【講義+演習】の形式を用います。授業回数は全10回です。学習内容を日々の実践へ生かし、再び研修に戻ることを繰り返すことで体験的に学ぶことに重きを置き、授業展開を図っております。また、看護・介護は第5回までは共通した講義を受講していただきますが、第6回以降は看護・介護それぞれの専門分野に分かれ講義を受講してもらいます。
※研修スケジュールはこちらをご覧ください。(別画面にてPDFが開きます。)
写真:研修風景(たまプラーザ看護学校にて)
【質問3】これまで何名くらいが受講されたのですか?
これまで、法人全体で約100名が当研修センターを受講し
修了しています。介護未経験で就職に躊躇している方も、ブランクが長くなってしまい現場復帰に不安のある人も、この研修センターの講義を通じて自信と興味を持ってもらえれば本望です。研修は土曜日の午後にグループ施設のたまプラーザ看護学校の校舎を借りて、就業時間の中で行っています。もちろん研修参加費も無料です。一人でも多くの職員に参加してもらいたいと考えています。
写真:インタビュー時
【質問4】これから受講をするスタッフへ一言お願い致します
当研修センターでは、経験者も未経験者も同じ研修を受けてもらうことを特徴としており、研修を受けることで既成概念を払拭してもらうことと、赤枝ismを吸収し理解してもらうことが大切と考えています。さらには初期研修と並行して、主任やフロアーリーダーのような中間管理職的な位置づけの職員に向けての新たなる研修も現在計画中であるが、それらすべてが今行っている初期研修を礎にしている所が、この研修センターの特徴の一つでもあると言えます。
皆さんにより興味を持ってもらい、仕事の楽しさを再発見できるような機会になれば幸いです。
写真:受講者の皆様へ『共に頑張りましょう』
【受講者修了者の感想】
◇A様の感想
今まで自分では、利用者様への介護支援はできていて、また知識もある程度はあると思っていました。この研修を受講して忘れていたことや、また自分が知らなかった新しい知識や介護方法などを学べて、とてもよかったです。
◇B様の感想
私はこの業界(介護)での勤務経験が少なく自信もなかったですが、この研修を受講し、基礎的な部分を学ぶことができて、不安に思っていたことが解消され、自信につながりました。
◇Ⅽ様の感想
看護技術を再認識して曖昧になっていた部分に気付くことができました。自身の技術は本当に正しいものなのかを再認識するきっかけになりました。患者様の生命に関する仕事なので、自分の知識・技術不足を反省し、今後の業務に活かしていきたいと思いました。
文責:赤枝グループ教育研修センター事務局